『ハゲタカ』とは?あらすじと映像化作品、リーマンショック
『ハゲタカ』は、真山仁による経済小説で、バブル崩壊後の日本で外資系ファンドを率いる鷲津政彦が、経営の傾いた企業を次々と買収していく物語です。2007年のNHKのドラマ、2009年の映画、2018年のテレビ朝日のドラマと映像化されました。シリーズ4作目はリーマンショック直前が舞台です。
目次
どんな作品か
真山仁の経済小説で、第1作は2004年にダイヤモンド社から刊行されました。主人公の鷲津政彦は、外資系のバイアウト・ファンドを率いるファンドマネージャーです。
映像化も繰り返されています。2007年にNHKで大森南朋主演のドラマ、2009年に映画、2018年にはテレビ朝日で綾野剛主演のドラマが放送されました。
描かれている時代
第1作の舞台は、1990年代後半からのバブル崩壊後の日本です。銀行は返済の見込みが薄い貸付(不良債権)を大量に抱え、経営の苦しい企業も少なくありませんでした。
バイアウト・ファンドは、こうした企業や債権を安く買い取り、経営を立て直したうえで売却して利益を得ます。作品は、それを「ハゲタカ」と呼んで警戒する日本の企業や銀行と、鷲津との対立を描いています。
シリーズとリーマンショック
シリーズ4作目の『ハゲタカIV グリード』(2013年)では、舞台が米国に移ります。リーマンショックの直前、鷲津は米国経済を長く支えてきた巨大企業の買収をもくろみます。
2008年9月15日、米大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻し、世界の金融市場が同時に混乱しました。為替では円が、ドルだけでなくほかの主な通貨に対しても急騰しています。このサイトの1分足では、NZドル円は金曜の終値72.14円から、週明けは70.36円で始まりました。
シリーズの作品と映像化
原作の小説はシリーズになっていて、『ハゲタカ』(2004年)、『ハゲタカII』(2006年、のちに『バイアウト』の題でも刊行)、『レッドゾーン』(2009年)、『グリード』(2013年)、『シンドローム』(2018年)と続きます。『ハゲタカ4.5 スパイラル』(2015年)、『ハゲタカ2.5 ハーディ』(2017年)といった番外編もあります。
映像化されたのは主に前半の作品です。2009年の映画は『ハゲタカ』『ハゲタカII』『レッドゾーン』をもとにしており、2018年のテレビ朝日のドラマは『ハゲタカ』『ハゲタカII』をもとにしています。リーマンショック直前を描く『グリード』は、映像作品では見られません。
作品とあわせて見るときのポイント
第1作が描くバブル崩壊後の1990年代後半〜2000年代前半は、1分足の記録が無い時代です。チャートで見られるのは、シリーズが後半で扱うリーマンショックのほうです。
作品が描くのは企業の買収と再生で、株式や債権の世界の話です。為替と株価指数のチャートは、同じ時代の空気を市場全体から見たものとして、作品と並べて見ることができます。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。