オーストラリア雇用統計とは?発表時間と豪ドルへの影響
オーストラリアの雇用統計は、豪州の雇用者数と失業率を毎月伝える指標で、日本時間の9時30分か10時30分に発表されます。豪ドルがもっともよく反応する指標のひとつです。豪州準備銀行の金利判断との関係と、過去の値動きを紹介します。
- 発表時間
- 日本時間の9時30分(豪州の夏時間の期間)か、10時30分(それ以外)です。
- 主に見る銘柄
- AUDJPY(このサイトの9回分を集計)
- 過去最大の値幅
- オーストラリア雇用統計(2026年5月)の62銭(発表後30分)
目次
オーストラリア雇用統計はどんな指標か
豪州統計局が毎月発表する労働力調査の結果です。前の月から雇用者数が何人増えたか(または減ったか)と、失業率が中心になります。
発表はシドニー時間の11時30分で、日本時間では豪州の夏時間(10月から4月の初めまで)が9時30分、それ以外が10時30分です。東京の午前中に出るため、日本の参加者が多い時間帯に動きます。
雇用者数は、フルタイム(正規)とパートタイム(非常勤)の内訳も公表されます。合計が同じでも、フルタイムが増えたのか、パートタイムが増えたのかで受け止め方が変わります。
オーストラリア雇用統計の数字の読み方
雇用者数は前の月からの増減で示され、「+4.03万人」は前の月より4万300人増えたという意味です。
見るべきは市場予想との差です。予想は2万人前後に置かれることが多い一方、結果は大きく振れます。調査の対象が入れ替わる影響で1か月の数字が大きく振れやすく、翌月に反対側へ戻ることも珍しくありません。
前回値の修正にも注意が必要です。2026年5月の回で-1.86万人と発表された数字は、翌月の発表で-4.07万人に直されています。
オーストラリア雇用統計でなぜ為替・株価が動くのか
豪州準備銀行は、雇用と物価をもとに政策金利を決めます。雇用が強ければ利上げや高金利の維持が、弱ければ利下げが意識され、豪ドルは金利差を通じて動きます。
このサイトの1分足では、市場予想を3.4万人下回った2026年5月の回で豪ドル円が50銭下げ、予想を3.9万人上回った1月の回で41銭上げています。予想との差の大きさと、値動きの大きさが素直に対応しやすい指標です。
失業率と労働参加率
雇用統計は家庭への調査から作られ、雇用者数と失業率のほか、働く意思のある人の割合(労働参加率)も同時に発表されます。参加率が上がると、雇用が増えていても失業率が上がることがあります。
豪州準備銀行は、失業率を労働市場の引き締まり具合を測る目安として重く見ています。雇用者数が予想を上回っても、失業率が上がっていれば、評価は割れやすくなります。
オーストラリア雇用統計で動きやすい通貨ペア・銘柄
豪ドルとニュージーランドドルは一緒に動きやすい通貨です。NZドル円と並べると、豪州の数字がオセアニアの通貨全体にどう波及したかが見えます。
オーストラリア雇用統計のチャートを見るときの注意点
雇用者数と一緒に失業率も出ます。2つの数字の向きがそろわない回は、評価が割れて反応が小さくなることがあります。
発表の時間帯は、日本の株式市場が開いている午前中です。日経平均の動きや、ほかのアジアの市場の材料が重なることがあるので、動きが大きかった回は、その日にほかの発表がなかったかもあわせて確かめてください。
同じ時期のオーストラリア政策金利発表と並べると、雇用の数字が金融政策にどうつながったかを確かめられます。
オーストラリア雇用統計の発表後30分を数字で見る
このサイトにあるオーストラリア雇用統計の9回分について、既定の銘柄(AUDJPY)が発表から30分でどう動いたかを数えました。ページを開くたびに、その時点のデータで数え直しています。
- 発表後30分の値幅(高値と安値の差)は平均34銭。最も大きかったのはオーストラリア雇用統計(2026年5月)の62銭です。
- 結果が市場予想を上回った5回のうち、AUDJPYが30分後に発表直前より上がっていたのは3回です。
- 結果が市場予想を下回った4回のうち、AUDJPYが30分後に発表直前より上がっていたのは2回です。
上がった・下がったは、発表直前の足の終値と、発表から30分後の終値を比べたものです。回数が少ないうちは偶然の影響が大きく、今後の値動きを示すものではありません。
よくある質問
- オーストラリア雇用統計とは?
- オーストラリアの雇用統計は、豪州の雇用者数と失業率を毎月伝える指標で、日本時間の9時30分か10時30分に発表されます。
- オーストラリア雇用統計の発表時間は?
- 日本時間の9時30分(豪州の夏時間の期間)か、10時30分(それ以外)です。
- オーストラリア雇用統計で、過去に一番大きく動いた発表は?
- このサイトにある9回分のうち、発表後30分の値幅(AUDJPY)が最も大きかったのは、オーストラリア雇用統計(2026年5月)の62銭です。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。