令和のブラックマンデーとは?2024年8月5日の日経平均4,451円安
2024年8月5日、日経平均は4,451円(12.4%)下げ、ブラックマンデーの翌日を超える過去最大の下げ幅を記録しました。翌6日には3,217円上げ、今度は過去最大の上げ幅です。米国の景気への不安と急な円高が重なった経緯を解説します。
目次
2024年8月の日経平均急落で何が起きたか
2024年8月5日、東京市場で株価が急落しました。日経平均は前の営業日より4,451円下げ、終値は31,458円でした。下げ幅は、1987年10月20日(ブラックマンデーの翌日)の3,836円を超え、過去最大です。
TOPIXも310.45ポイント(12.23%)下げ、下げ幅は過去最大でした。報道では「令和のブラックマンデー」とも呼ばれました。
2024年8月の日経平均急落で相場はどう動いたか
翌8月6日には一転して、日経平均は3,217円上げました。1日の上げ幅として過去最大です。2日続けて、下げと上げの両方で記録を更新したことになります。
為替も大きく動きました。7月11日に1ドル=161円台だったドル円は、8月5日には一時141円台まで円高が進み、1か月足らずで20円近く動いています。
2024年8月の日経平均急落はなぜ起きたのか
7月31日、日銀は政策金利を0.25%程度に引き上げ、国債の買い入れも減らしていく計画を決めました。8月2日に発表された米国の7月の雇用統計では、失業率が4.3%と市場予想の4.1%を上回り、米国の景気が冷えるのではないかという不安が広がりました。
当時は、金利の低い円を借りてほかの資産で運用する取引(円キャリートレード)が積み上がっていました。日米の金利差が縮むという見方が重なってこの取引の解消が進み、円の買い戻しが円高を加速させたとされます。
円高は、輸出の多い日本の会社の株価には重しになりやすいとされます。円高と米国の景気への不安が同時に来たことで、売りが売りを呼ぶ形になりました。
2024年8月の日経平均急落のその後
8月7日、日銀の内田副総裁は函館での講演で、金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない、と述べました。市場はこれを受けて落ち着きを取り戻していきます。
日経平均の下げ幅は、その後2025年4月7日のトランプ関税ショックでも2,644円に達し、過去3番目の大きさになりました。記録的な値動きは、ここ数年のうちに繰り返し起きています。
記録的な下げの翌日に記録的な上げが来たように、パニックのような値動きは、短い間に両方向へ大きく振れやすいことも、この出来事が示しています。
2024年8月の日経平均急落に近い出来事をこのサイトで見る
その直前の2024年7月11日・12日には、円安を止めるための為替介入がありました。そこから8月にかけて、流れは円高へと変わっていきます。
日経平均が大きく下げた出来事としては、2025年4月のトランプ関税ショックの値動きを1分足で見られます。
よくある質問
- 2024年8月の日経平均急落とは?
- 2024年8月5日、日経平均は4,451円(12.4%)下げ、ブラックマンデーの翌日を超える過去最大の下げ幅を記録しました。
出典
- 東証大引け 日経平均、大幅続落し4400円安 過去最大の下げ幅|日本経済新聞
- 【為替】2024年7月の「円安大転換」を振り返る|マネクリ
- 米雇用統計 2024年8月2日(金)の結果と解説|外為どっとコム
- 内田副総裁「最近の金融経済情勢と金融政策運営」(函館)|日本銀行
- 日経平均株価4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え最大|日本経済新聞
- 日経平均株価の歴史的な急落と急騰|三井住友DSアセットマネジメント
- 日経平均2644円安、終値3万1136円|日本経済新聞
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。