一目均衡表とは?見方と転換線・基準線・雲の意味
一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン(雲)・遅行スパンの5本の線で、値動きの流れと節目を一目で見るための日本生まれの指標です。値が雲の上にあるか下にあるかが、流れの目安として使われます。5本の線の計算と、9・26・52という本数の意味、雲の見方をまとめました。
目次
一目均衡表とは
一目均衡表は、細田悟一(ペンネーム一目山人)が考案した、日本生まれのテクニカル指標です。昭和のはじめごろから研究され、1960年代に本として公開されました。今では海外でも「Ichimoku」の名前で使われています。
値動きの流れと、売り買いが均衡しやすい水準を、一目で見渡せるように作られています。
日本で生まれた指標
一目均衡表は、1930年代に、都新聞(今の東京新聞)で記者をしていた細田悟一氏が、一目山人(いちもくさんじん)の名で考案したものです。1969年からは、その理論が全7巻の書籍にまとめられました。
日本で生まれたチャートの見方として海外にも広まり、英語でも「Ichimoku Kinko Hyo」や「Ichimoku Cloud」とそのまま呼ばれています。名前の「一目」は、相場の状態をひと目で見て取れることを表すとされます。
5本の線
転換線は、直近9本の高値と安値の中間です。基準線は、直近26本の高値と安値の中間です。転換線のほうが値動きに早く反応します。
先行スパン1は転換線と基準線の中間を、先行スパン2は直近52本の高値と安値の中間を、どちらも26本先にずらして描きます。この2本の線の間を塗ったものが「雲」です。先行スパン1が上にある雲と、先行スパン2が上にある雲で、色を分けて描くのが一般的です。
遅行スパンは、いまの終値を26本前にずらして描いた線です。
9・26・52という本数は、土曜日も取引があった時代に、1週間半・1か月・2か月の営業日の数にあたる、と説明されることが多い数字です。
雲の見方
値が雲の上にあるときは上向きの流れ、下にあるときは下向きの流れの目安とされます。雲が厚いほど、その水準を抜けにくいと考えられています。
先行スパンは26本先にずらして描くので、いまの足の位置にある雲は、26本前の時点で計算した値です。過去の値から作られた水準を、いまの値がどう越えていくかを見ることになります。
転換線が基準線を下から上に抜けることは「好転」、上から下に抜けることは「逆転」と呼ばれ、移動平均線の交わりと同じように流れの変化の目安とされます。遅行スパンがその時点の値(26本前の値)より上にあるかどうかも、あわせて見られます。
発表の瞬間に起きること
このサイトの雇用統計(2026年9月)のドル円の1分足では、発表直前の21時29分の終値156.023円は、雲(156.238〜156.257円)の下にありました。発表の21時30分の足は156.693円で終わり、雲を一気に上に抜けています。
ところがその8分後、21時38分の終値は156.238円と、雲の中まで戻りました。1分足の雲は直近の値動きから作られるので、発表のような大きな材料の前では、雲を抜けたことがそのまま流れの変化になるとは限りません。
よくある質問
- 一目均衡表とは?
- 一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン(雲)・遅行スパンの5本の線で、値動きの流れと節目を一目で見るための日本生まれの指標です。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。