ブレグジットとは?EU離脱の国民投票でポンドが急落した日
ブレグジットは、2016年の国民投票で英国のEU離脱が決まった出来事です。開票が進むにつれて、ポンド円は30分で約9円下げました。ふだんなら数週間から数か月かけて動くような幅です。予想を覆した開票と、段階的に下げたポンドの動きを振り返ります。
目次
ブレグジットで何が起きたか
2016年6月23日、英国でEUからの離脱の是非を問う国民投票が行われました。投票前の世論調査や市場の見方は、残留が優勢というものでした。
開票は日本時間の6月24日にかけて進みました。地域ごとに結果が発表されていくにつれ、離脱派が優勢という見方に変わっていきます。最終的に離脱が僅差で決まりました。
ブレグジットで相場はどう動いたか
開票が進むにつれて段階的に動いたのが、この出来事の特徴です。一度の発表で急落したのではなく、地域ごとの結果が出るたびに水準が切り下がっていきました。
ポンドは対円・対ドルで記録的な下落幅となりました。
ブレグジットの値動きを数字で見る
このサイトのGBPJPYの1分足では、急落が始まる直前(日本時間6月24日 8時15分)の終値は157.18円でした。そこから30分で148.12円まで、約9円下げています。ポンド円の9円は、ふだんなら数週間から数か月かけて動くような幅です。
ただし、そのまま下げ続けたわけではありません。30分後には152円台まで戻しており、開票の結果が出るたびに大きく上下しながら、水準を切り下げていきました。
ブレグジットでなぜそこまで動いたのか
市場が残留を前提にポジションを作っていたためです。前提が外れたときの修正は、想定していた側と反対方向に大きく出ます。
加えて、離脱が実際に何をもたらすのかが誰にも分からない状態でした。先が読めないときは、いったん持っているものを減らすという行動が広がります。
日本時間の日中に結果が出たため、東京市場の参加者がそのまま巻き込まれる形になりました。時間帯も値動きの大きさに影響しています。
ブレグジットで反応した通貨ペア・銘柄
中心はポンド円です。ポンドはもともと値動きの幅が大きい通貨で、この日はそれがさらに極端になりました。
欧州全体への影響もありました。ポンドほどではないものの、ユーロも下げています。
ブレグジットのその後
国民投票の結果は、離脱51.9%、残留48.1%でした。キャメロン首相は結果が出た6月24日のうちに辞意を表明しています。
実際の離脱までには時間がかかり、英国が正式にEUを離れたのは、国民投票から3年半あまり後の2020年1月31日午後11時(英国時間)でした。
ブレグジットのチャートを見るときの注意点
同じポンドでも、イギリス政策金利発表のような金融政策による動きと、この日の動きでは形がまったく違います。
よくある質問
- ブレグジットとは?
- ブレグジットは、2016年の国民投票で英国のEU離脱が決まった出来事です。