コロナショックとは?2020年3月の株価暴落とサーキットブレーカー
コロナショックは、2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界の株式市場が同時に暴落した局面です。米国で取引を止める措置が繰り返し発動され、NYダウは1日で2,997ドル下げました。NYダウが過去最大の下げ幅を記録した当時の動きを振り返ります。
目次
コロナショックで何が起きたか
2020年に入って新型コロナウイルスの感染が世界へ広がり、3月には各国で外出や経済活動の制限が相次ぎました。工場や店舗が止まり、人の移動も途絶えます。
経済活動が実際に止まるという事態は、金融の問題から始まった過去の危機とは性格が違いました。企業の業績がどこまで落ちるのか、見通しが立たない状態になります。
コロナショックで相場はどう動いたか
世界の株式市場が同時に下げました。米国では下落が一定の幅を超えたときに取引を一時停止する仕組みが作動し、その前後で値が飛んでいます。
取引が止まると、その間は値が付きません。再開した瞬間に、止まっていた間の動きがまとめて表れ、値が連続せずに離れます。
コロナショックの値動きを数字で見る
このサイトのUS500の1分足では、日本時間3月16日 7時25分(米国の日曜夕方)の直前の足は2,555でした。ところが次の足が現れるのは、同じ日の22時47分です。およそ15時間、このサイトのデータには1本も足がありません。
足が戻ったときには値は大きく下がっていて、そこからの30本で2,372まで、直前から7%ほど下げています。
コロナショックでなぜそこまで動いたのか
先行きの見通しが立たないとき、市場はいったん持っているものを手放す方向に動きます。どこまで下がるかが分からない状態では、売りが売りを呼ぶ展開になりやすくなります。
取引を一時停止する仕組みは、こうした連鎖をいったん止めるためのものです。ただし再開後に改めて売られることもあり、停止の前後で値が大きく離れる原因にもなります。
コロナショックで反応した通貨ペア・銘柄
日経平均・NYダウ・S&P500が中心です。市場をまたいで、世界の株式が同じ方向に動いた局面でした。
為替にも動きは出ていますが、この局面では株式のほうがはっきり出ています。
コロナショックのその後
その直前の米国時間3月15日(日曜)に、FRBは政策金利を1%引き下げ、0〜0.25%とするゼロ金利を決めていました。3月に入って2度目の緊急利下げです。それでも不安は収まらず、利下げの発表のあと米国の株価指数の先物は5%ほど下げました。
3月16日のNYダウは、前の週末より2,997ドル安い20,188ドルに急落し、過去最大の下げ幅を記録しました。取引を15分間止める措置(サーキットブレーカー)が、3月に入って3度目の発動となっています。NYダウはその後、3月23日に18,591ドル93セントまで下げ、2月12日の最高値から36%あまり下げたところで底を打ちました。
コロナショックのチャートを見るときの注意点
ギャップの場面では足と足の間が飛びます。取引が行われていなかった時間があるということで、データの欠けではありません。
2008年のリーマンショックと日足で並べると、同じ「世界的な暴落」でも下げ方の形が違うことが分かります。
よくある質問
- コロナショックとは?
- コロナショックは、2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界の株式市場が同時に暴落した局面です。