リーマンショックとは?何が起きたかと為替・株価の動きをわかりやすく
リーマンショックは、2008年9月に米大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻した出来事です。週末に破綻が伝わり、月曜の最初の1分足は、金曜の終値より2.3円も円高の水準で始まりました。世界の金融市場が同時に急落した当時のドル円と株価の動きを振り返ります。
目次
リーマンショックで何が起きたか
2008年9月15日、米国の大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻しました。住宅ローン関連の金融商品で巨額の損失を抱えたことが原因です。
それまでにも金融機関の経営不安は伝えられていましたが、公的な支援によって最悪の事態は避けられるという見方がありました。その前提が崩れたことが、世界的な混乱につながりました。
この出来事は、金融機関同士がお互いを信用できなくなるという状態を生みました。結果として資金の流れが止まり、影響が実体経済へ広がっていきます。
リーマンショックで相場はどう動いたか
破綻が伝わったのは日本時間の週末でした。そのため、為替も株式も、月曜の取引開始とともに前の終値から大きく離れた水準で始まります。チャートの上では、ローソク足と足の間に空白ができる「ギャップ」として現れます。
その後も数週間にわたって下落が続きました。1日で決着がつく出来事ではなく、時間をかけて広がっていった局面です。
リーマンショックの値動きを数字で見る
このサイトのUSDJPYの1分足で見ると、破綻が伝わる前の最後の足(日本時間9月13日早朝、金曜のニューヨーク市場の終わり)の終値は107.96円でした。週明け、日本時間9月15日の朝に取引が始まると、最初の足は105.61円。金曜の終値から2.3円ほど円高の水準で、いきなり始まっています。
そこからの1時間は、105.55円から106.32円の間で上下しました。週末の間に起きたことが、月曜の最初の1本にまとめて現れた形です。
リーマンショックでなぜそこまで動いたのか
世界的に不安が高まると、投資家は資産をリスクの低いものへ移します。この動きのなかで円が買われることが多く、当時も急速な円高が進みました。株式が売られ、円が買われる、という組み合わせは、その後の危機でも繰り返し見られる形です。
また、それまで円を借りて高金利の通貨に投資する取引が積み上がっていました。市場が混乱するとこの取引が一斉に解消され、借りていた円を買い戻す動きが円高を加速させました。
リーマンショックで反応した通貨ペア・銘柄
ドル円が急落し、日経平均とNYダウも大きく下げました。為替と株式が同じ時期にそろって動いた、典型的なリスクオフの形です。
リーマンショックのその後
日本の株式市場は、9月15日が敬老の日で休みでした。翌16日、取引が始まると同時に売りが殺到し、日経平均は前の営業日より4.95%安い11,609円72銭で終えています。
危機はここから世界中の金融機関と実体経済へ広がり、2008年の秋から翌年にかけて、各国が金融機関の支援や大規模な金融緩和に動くことになりました。
リーマンショックのチャートを見るときの注意点
ギャップが現れる場面では、1分足で進めても足と足の間が飛びます。これは実際に取引が行われていなかった時間があるということで、データの欠けではありません。
よくある質問
- リーマンショックとは?
- リーマンショックは、2008年9月に米大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻した出来事です。