トランプ関税ショックとは?2025年4月の株価暴落をわかりやすく
トランプ関税ショックは、2025年4月に米国が広範な関税の導入を発表し、世界の株式市場が急落した出来事です。発表から1時間で、S&P500に連動する銘柄は4.6%下げました。ふだんの1日の値動きを大きく超える幅です。急落から、90日間の停止による急反発までを振り返ります。
目次
トランプ関税ショックで何が起きたか
2025年4月、米国が主要な貿易相手国を対象に関税を導入する方針を発表しました。「相互関税」と呼ばれた枠組みで、対象の広さと税率の高さが市場の想定を超えるものでした。
関税そのものは事前に予告されていた政策でしたが、実際に示された中身が予想より厳しかったことが材料になりました。
トランプ関税ショックで相場はどう動いたか
世界の株式市場が同時に下げました。日経平均、NYダウ、S&P500のいずれも大きく下落しています。
株価指数は、米国・日本をはじめ市場をまたいで同じ方向へ動きました。特定の国の問題ではなく、世界の貿易の枠組みに関わる材料だったためです。
トランプ関税ショックの値動きを数字で見る
このサイトのUS500(S&P500に連動する銘柄)の1分足では、発表の直前は5,747でした。そこから30分で5,566まで、1時間で5,483まで下げています。1時間で4.6%の下げで、ふだんの1日の値動きを大きく超える幅です。
発表は米国の取引時間が終わったあとでした。発表直後の値動きは、翌日の取引を待たずに、時間外の取引で起きたものです。
トランプ関税ショックでなぜそこまで動いたのか
関税は、輸入品の価格を押し上げ、企業のコストを増やします。それが業績の見通しを下げるという連想につながります。
加えて、相手国が対抗措置を取れば貿易全体が縮小しかねない、という懸念が広がりました。個別の企業ではなく、経済全体の枠組みに関わる材料だったことが、下げの広がりにつながっています。
トランプ関税ショックで反応した通貨ペア・銘柄
株価指数が中心です。日経平均・NYダウ・S&P500のいずれでも動きが見られます。
為替も動いていますが、この出来事では株式のほうが大きく動いています。
トランプ関税ショックのその後
4月4日には中国が、米国からのすべての輸入品に34%の追加関税を課すと発表し、売りはさらに広がりました。週明けの4月7日、日経平均は2,644円(7.8%)安の31,136円58銭で終え、下げ幅は過去3番目の大きさになっています。
流れが変わったのは4月9日です。トランプ大統領が相互関税の上乗せ分の適用を90日間止めると表明し、S&P500は1日で9.5%上げました。2008年10月以来の上昇率です。
トランプ関税ショックのチャートを見るときの注意点
この出来事は特定の1分間の急変ではなく、数日にわたる下落です。日足で見ると全体の流れが見えます。
2020年のコロナショックと並べると、世界の株式が同時に下げる局面の形が比べられます。
よくある質問
- トランプ関税ショックとは?
- トランプ関税ショックは、2025年4月に米国が広範な関税の導入を発表し、世界の株式市場が急落した出来事です。