豪州準備銀行(RBA)とは?役割と政策金利、発表時間
豪州準備銀行(RBA)はオーストラリアの中央銀行で、物価上昇率2〜3%を目標に政策金利を決め、結果は日本時間の昼に発表されます。資源を多く輸出する国の中央銀行なので、その判断は中国経済や資源価格とも切り離せません。役割と決め方、政策金利の決定の記録をまとめました。
目次
豪州準備銀行はどんな中央銀行か
豪州準備銀行は、オーストラリアドルを発行し、オーストラリアの金融政策を担う中央銀行です。1960年1月14日に業務を始めました。
オーストラリアは鉄鉱石や石炭などの資源を多く輸出する国で、豪ドルは資源国通貨と呼ばれます。最大の輸出先は中国で、豪州準備銀行の判断は、中国経済や資源価格の動きとも切り離せません。
豪州準備銀行の目標と手段
豪州準備銀行は、物価上昇率2〜3%を目標にしています。ほかの多くの中央銀行が2%という1つの数字を掲げるのに対して、幅を持たせているのが特徴です。この目標は1993年に取り入れられました。
政策金利は、銀行どうしが翌日まで資金を貸し借りするときの金利(キャッシュレート)の目標です。
政策金利の水準は、時期によって大きく違います。資源ブームで物価が上がっていた2008年3月には7.25%まで上がり、新型コロナウイルスが広がった2020年11月には0.10%まで下がりました。日本との金利の差が大きかった時期には、金利差を狙って豪ドルを買う取引が膨らみ、豪ドル円の値動きにも影響しました。
豪州準備銀行のトップと意思決定
政策金利は、2025年3月に新しく設けられた金融政策委員会が決めています。それまでは、1960年から続いた理事会が金融政策と銀行の運営をあわせて担っていましたが、金融政策を専門に決める委員会に分けられました。会合は年8回で、2日間の会合の2日目に結果が発表されます。総裁はミシェル・ブロック氏です。
結果は日本時間の12時30分(豪州の夏時間)か13時30分に発表され、そのあと総裁の記者会見も行われます。日本にいながらリアルタイムで追いやすい、数少ない海外の金融政策イベントです。
豪州は南半球にあるので、夏時間は日本の秋から春にかけてです。同じ発表でも、時期によって日本時間で1時間ずれます。
2022年5月には、政策金利を0.10%から0.35%に引き上げました。2010年11月以来、11年半ぶりの利上げで、その後も2023年にかけて、物価の上昇を抑えるための利上げを重ねています。
豪州準備銀行の決定が相場に与える影響
豪州準備銀行の決定は、豪ドル円や豪ドル米ドルの大きな材料です。ただ、豪ドルは中国経済や資源価格にも左右されるため、金利だけでは説明できない動きをすることがあります。
このサイトの1分足では、2026年2月3日に政策金利が3.60%から3.85%へ引き上げられた回、豪ドル円は発表直前の108.28円から、30分後には109.18円まで上げていました。日本時間の昼休みの時間帯に、90銭ほど動いた例です。
発表の日の見方は、オーストラリア政策金利発表の解説記事で詳しく解説しています。
豪州準備銀行の政策金利の決定
このサイトにある6回の決定のうち、引き上げは4回、引き下げは0回、据え置きは2回でした。どの回も市場予想どおりの決定でした。
- 2026/09/294.60%(4.35%から引き上げ)
- 2026/08/114.35%で据え置き
- 2026/06/164.35%で据え置き
- 2026/05/054.35%(4.10%から引き上げ)
- 2026/03/174.10%(3.85%から引き上げ)
- 2026/02/033.85%(3.60%から引き上げ)
日付は日本時間の発表日です。日付を押すと、その回の発表の瞬間の値動きを1分足で見られます。
よくある質問
- 豪州準備銀行とは?
- 豪州準備銀行(RBA)はオーストラリアの中央銀行で、物価上昇率2〜3%を目標に政策金利を決め、結果は日本時間の昼に発表されます。
- 豪州準備銀行の最近の政策金利の決定は?
- このサイトにある直近の決定は2026/09/29で、政策金利は4.60%(4.35%から引き上げ)でした。
出典
- Interest rates rise for first time since 2010|ABC News
- Monetary Policy Minutes|豪州準備銀行
- Origins of the Reserve Bank of Australia|豪州準備銀行
- Australia's Inflation Target|豪州準備銀行
- Cash Rate Target|豪州準備銀行
- 豪中銀、インフレ定着なら追加利上げも=ブロック総裁|ニューズウィーク日本版
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。