銀(シルバー)価格とは?金との違いと金銀比価
銀(シルバー)は、金と同じ貴金属ですが、工業用の需要も大きいのが特徴です。同じ瞬間でも、割合で見ると金より大きく動くことがよくあります。金との値動きの違いや金銀比価の見方と、銀の値段を動かす材料をまとめました。
目次
銀はどんな銘柄か
このサイトのシルバー(SPOT_SILVER)は、銀の現物価格に連動する銘柄の1分足で、1トロイオンスあたりの米ドル建ての価格です。
銀は金と同じく貴金属として持たれる一方で、電子部品や太陽光パネルなどの工業用にも多く使われます。そのため、金利や不安の高まりだけでなく、景気の見通しにも左右されます。
値の読み方
銀の値段は、金と同じく1トロイオンス(約31.1グラム)あたりのドルで表されます。日本の店頭で見る1グラムあたりの円の値段は、これをグラムに直してドル円を掛けたものが基本です。
たとえば銀が1トロイオンス=50ドル、ドル円が150円なら、1グラムは50÷31.1035×150で約241円です。ドル建ての値段が変わらなくても、円安になれば円で見た値段は上がります。
金との違い
銀は金より価格が低く、市場の規模も小さいため、同じ材料でも値動きが割合で見て大きくなりやすいとされます。
金の値段が銀の値段の何倍かを表す「金銀比価」も、2つの関係を見る目安としてよく使われます。景気への不安が強い時期は金が買われて比価が広がり、景気が強い時期は工業用の需要がある銀が買われて比価が縮みやすい、という見方があります。
銀を動かす材料
金と同じく、米国の金利とドルの動きが大きな材料です。金利が上がると利息を生まない銀を持つ不利が大きくなり、売られやすくなります。
このサイトの1分足では、2026年8月28日のジャクソンホール会議でのFRB議長の講演のあと、銀は講演直前の70.65ドルから30分の間に68.18ドルまで、3%あまり下げました。同じ時間の金の下げより、割合で見て大きな動きです。
銀が動きやすい時間帯
金と同じく、平日はほぼ一日中値が動きます。米国の経済指標やFOMCの結果が出る日本時間の夜から未明に動きやすくなります。
歴史に残る値動き
銀の歴史でよく語られるのが、1980年の出来事です。米国の資産家のハント兄弟が銀を大量に買い集め、銀は1980年1月に1トロイオンス50ドルを超える高値を付けました。
その後、取引所が規制を強めるなどして値が崩れ、兄弟は追加の証拠金を払えなくなります。3月27日には銀が11ドルを下回り、この日は「シルバー・サーズデー」と呼ばれています。市場の規模が小さい銘柄では、一部の参加者の売り買いが値段を大きく動かしうることを示した出来事です。
銀が大きく動いた回
このサイトの225本のシナリオについて、銀(SPOT_SILVER)が発表・発生の直後にどれだけ動いたかを数え、値幅の大きい順に並べました。ページを開くたびに、その時点のデータで数え直しています。
経済指標のなかで、銀を平均でいちばん大きく動かしたのはジャクソンホール会議(3回の平均で2.70%、1.43ドル)、次いで雇用統計(2.25%、1.61ドル)、消費者物価指数(2.12%、1.50ドル)です。
値幅は、コアタイム(発表・発生の時刻)の直前の足の終値に対する、コアタイムから1分足30本の高値と安値の差です。ふつうは30分ですが、取引が止まっていた回はその分長くなります。割合は直前の終値に対するもので、年によって価格の水準が違っても比べられるようにしています。その出来事の直後に動いた回を並べたもので、その出来事が値動きの原因だったとは限りません(同じ時間帯のほかの材料で動いた回も含まれます)。経済指標の平均は、このサイトに3回以上ある指標だけを、割合の大きい順に比べています(金額は年によって価格の水準が違うため、順位は割合で決めています)。
よくある質問
- 銀(シルバー)とは?
- 銀(シルバー)は、金と同じ貴金属ですが、工業用の需要も大きいのが特徴です。
- 銀が大きく動いたのはどんなとき?
- このサイトの225本のシナリオのうち、直後の値幅(直前の値に対する割合)が最も大きかったのはジャクソンホール会議(2026年8月)で、2.98ドル(4.22%)動きました。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。