損切りとは?FXの逆指値の使い方と急変時の注意点
損切りは、含み損を抱えたポジションを決済して、損失を確定させることです。逆指値注文を置いておけば決めた値段で自動的に決済を試みますが、相場が一瞬で飛ぶ場面では、その値段から離れたところで決済されることもあります。仕組みと計算の例、急変時の注意点をまとめました。
目次
損切りとは
ポジションに含み損があるとき、値が戻るのを待たずに決済して、損失を確定させることを損切りと呼びます。損失を小さいうちに確定させ、それ以上膨らむのを防ぐための考え方です。
自分で決める損切りと、FX会社が強制的に決済するロスカットは別のものです。損切りは自分で決めた値段や金額で行い、ロスカットは証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに行われます。
逆指値注文の仕組み
損切りは、あらかじめ「この値段に達したら決済する」という注文(逆指値注文)を置いておく形でもできます。買いのポジションなら今より安い値段に売りの逆指値を、売りのポジションなら今より高い値段に買いの逆指値を置きます。
たとえばドル円を150.00円で1万通貨買い、149.50円に売りの逆指値を置いたとします。相場が連続して動いていれば、149.50円の近くで決済され、損失は50銭×1万通貨=約5,000円で確定します。
損失の額は、値幅と数量で決まります。同じ50銭の損切りでも、10万通貨なら約5万円です。損切りの値幅と数量を決めれば、1回の取引で失う額の目安を先に知ることができます。
急変時に起きること
相場が連続して動いているときは、決めた値段の近くで決済できます。ところが、大きな出来事で値が一気に飛ぶと、決めた値段では取引が成り立たず、飛んだ先の値段で決済されることがあります。
このサイトの1分足では、英国のEU離脱を問う国民投票の開票が進んだ2016年6月24日、ポンド円の8時17分の足は152.30円で終わり、次の8時18分の足は148.12円で始まりました。足と足の間で、値が4円あまり飛んでいます。
仮に150円に売りの逆指値を置いていても、値が150円を割り込んだ最初の値段は148円台で、150円の近くで取引できる瞬間はありませんでした。こうした場面では、逆指値は損失を確定させる仕組みであって、損失の額を決めた値段に固定する仕組みではないことが分かります。
損切りの値段を決める
損切りの値段は、ポジションを持つ前に決めておくのが一般的です。持ったあとに含み損を見ながら決めようとすると、値が戻るのを待ちたくなり、判断が遅れやすいためです。
逆指値注文を出しておけば、画面を見ていない間も、決めた値段で決済を試みます。ただし上で見たとおり、相場が飛んだ場面では、決めた値段どおりには決済されません。値が飛びやすい中央銀行の発表や週末をまたぐ時間には、そのぶん損失が広がりうることも、数量を決めるときの目安になります。
損切りの注文のいろいろ
逆指値のほかにも、損切りに使われる注文の出し方があります。利益を確定する指値注文と、損失を確定する逆指値注文を同時に出し、どちらかが約定したらもう一方が取り消される注文は「OCO注文」と呼ばれます。
値が有利な方向に動くと、それに合わせて逆指値の値段を自動で動かしていく注文は「トレーリングストップ」と呼ばれます。たとえば50銭の幅で設定すると、ドル円が151.00円まで上がれば逆指値は150.50円に上がり、そこから下げて150.50円に届けば決済されます。
どの注文も、決めた値段で決済を試みる仕組みであることは同じです。相場が飛んだ場面では、逆指値と同じく、決めた値段から離れたところで約定することがあります。
よくある質問
- 損切りとは?
- 損切りは、含み損を抱えたポジションを決済して、損失を確定させることです。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。