ナスダック100とは?仕組みと金利に敏感な理由
ナスダック100は、米国のナスダック市場に上場する、金融を除く時価総額上位100社から計算される株価指数です。上位に大手のハイテク企業が並び、金利の見通しに敏感に反応します。指数の仕組みと、金利に敏感な理由、動く時間帯をまとめました。
目次
ナスダック100はどんな銘柄か
ナスダック100は、米国のナスダック市場に上場する会社のうち、金融業を除いた時価総額上位100社で作られる株価指数です。時価総額の大きい会社ほど指数への影響が大きくなる計算方法をとっていて、構成する会社は毎年12月に見直されます。
上位には大手のハイテク企業が並ぶため、ハイテク株の動きを映す指数として見られています。このサイトのUSTECは、ナスダック100に連動する銘柄の1分足です。
ナスダック総合指数との違い
ナスダック100は、1985年1月31日に始まった指数です。ナスダックに上場するほぼすべての会社から計算される「ナスダック総合指数」とは別のもので、ナスダック100は金融業を除いた大きな100社に絞っています。
ニュースで「ナスダック」とだけ言うときは、総合指数を指すことが多いので、数字を見比べるときはどちらの指数かを確かめる必要があります。2000年のITバブル崩壊で語られる「最高値から78%の下落」も、総合指数の数字です。
金利に敏感な理由
株価は、会社が将来生む利益を今の価値に直して評価されます。金利が上がると、将来の利益を今の価値に直すときの割引率も上がり、遠い将来の利益ほど今の価値が小さくなります。
利益が先の時期に偏っているとされる成長企業、とくにハイテク企業は、この影響を受けやすいと言われます。そのため、金利の見通しが変わる場面では、NYダウやS&P500より大きく動くことがあります。
ナスダック100が動きやすい時間帯
米国の株式市場の取引時間は、日本時間では米国の夏時間の期間が22時30分から翌5時、それ以外は23時30分から翌6時です。米国の経済指標が出る日本時間の夜と、FOMCの結果が出る午前3時か4時に大きく動きやすくなります。
ナスダック100を動かす材料
金利の見通しを左右する消費者物価指数とFOMCが、とくに大きな材料です。
このサイトの1分足では、2026年9月11日の米消費者物価指数の発表で、前年比が市場予想どおりの3.4%だったあと、ナスダック100は発表直前の29,388ドルから30分の間に29,204ドルまで下げ、29,474ドルまで上げる場面もありました。予想どおりの結果でも、取引が始まる前の時間外で上下に振れています。
上位の会社への集中
ナスダック100は時価総額で重みづけするので、規模の大きい上位の数社が、指数の動きの大きな部分を占めます。上位の会社の決算発表の翌日には、その1社の値動きだけで指数が大きく動くことがあります。
米国の大手ハイテク企業の決算は、取引時間が終わったあと(日本時間の早朝)に発表されることが多く、その反応は時間外の取引から表れます。経済指標やFOMCとは別に、決算の時期にも動きやすくなる指数です。
ナスダック100が大きく動いた回
このサイトの225本のシナリオについて、ナスダック100(USTEC)が発表・発生の直後にどれだけ動いたかを数え、値幅の大きい順に並べました。ページを開くたびに、その時点のデータで数え直しています。
経済指標のなかで、ナスダック100を平均でいちばん大きく動かしたのはジャクソンホール会議(3回の平均で1.01%、240ドル)、次いで消費者物価指数(0.61%、169ドル)、ECB政策金利発表(0.59%、161ドル)です。
値幅は、コアタイム(発表・発生の時刻)の直前の足の終値に対する、コアタイムから1分足30本の高値と安値の差です。ふつうは30分ですが、取引が止まっていた回はその分長くなります。割合は直前の終値に対するもので、年によって価格の水準が違っても比べられるようにしています。その出来事の直後に動いた回を並べたもので、その出来事が値動きの原因だったとは限りません(同じ時間帯のほかの材料で動いた回も含まれます)。経済指標の平均は、このサイトに3回以上ある指標だけを、割合の大きい順に比べています(金額は年によって価格の水準が違うため、順位は割合で決めています)。
よくある質問
- ナスダック100とは?
- ナスダック100は、米国のナスダック市場に上場する、金融を除く時価総額上位100社から計算される株価指数です。
- ナスダック100が大きく動いたのはどんなとき?
- このサイトの225本のシナリオのうち、直後の値幅(直前の値に対する割合)が最も大きかったのはコロナショック(2020/03)で、483ドル(6.41%)動きました。
出典
「このサイトの1分足では」と書いた値は、このサイトのデータから読んだものです。